第10話 はじめての年末年始

増量日記

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トレーニングを始めてから、初めての年末年始がやってきた。


年末年始は、毎年妻が29日から31日の昼頃まで実家に帰る。今年もそのはずだったが、妻が体調を崩してしまった。

帰省のスケジュールはそのままこなしつつも、体調は万全ではなかった。家の中に漂うなんとなく慌ただしい空気と、仕事が休みになることで生まれたぽっかりとした時間。そのふたつが混ざり合って、だらける時間がじわじわと増えていった。


食事が乱れた。

仕事がある日は強制的にリズムができるが、休みになると朝ごはんを食べるのが面倒になる。朝と昼をまとめて食べる日が出てきて、夜はカロリーとタンパク質が取れるからという理由でマックに頼ることが増えた。1日の大半のカロリーを夕飯で摂る、始める前の生活に少し戻ってしまっていた。

ただ、プロテインと粉飴だけは続けられた。飲み物として習慣になっていたので、だらけた日でも忘れずに飲めた。これだけは素直に自分を褒めたいと思う。


1月1日は、おせちとお雑煮で始まった。毎年の習慣だ。

妻の体調がまだ優れなかったため、息子と2人で自分の実家へ向かった。

実家では食事の時間以外にも、ジュースやお菓子に手が伸びる時間が増えた。一個ずつ記録するのも面倒で、「こういう日もあるか」と諦めた。この日のカロリー記録は1,054kcalと極端に低い数字になっているが、実際はもっと食べている。

久しぶりに会う両親や兄妹からも、身体の変化について何も言われなかった。

そりゃそうだ、とは思う。でも改めて、見た目はまだまだ変わっていないのだと感じた。数字の上では3kg以上増えているのに、周りには伝わっていない。少しだけ、静かに落ち込んだ。それでも焦っても仕方ない。4月の草野球に向けて、自分のペースで続けていくだけだと思い直した。


2日は妻の実家に行く予定だったが、妻の体調が回復していなかったため、家で過ごすことになった。

箱根駅伝を見ながら1日が過ぎた。時間はたっぷりあった。でも、トレーニングをする気がどうしても起きなかった。画面の中でひたすら走り続ける選手たちを見ながら、自分はソファでじっとしていた。始めて以来、初めてトレーニングを完全にしない日になった。


3日は妻の体調が少し回復したので、改めて妻の実家へ。

1日と似たような空気だった。食事の時間以外にも色々なものに手が伸びたが、果物やお汁粉など記録しやすいものが多かったので、一応記録はつけた。ただ、記録した以上に食べていたのは間違いない。

妻のお母さんにも見た目の変化を気づかれなかった。妻が「どう?」と話を振ってくれたのに、「正直、全然わからない(笑)」と言われてしまった。


この年始で、ひとつ不思議に思ったことがある。

始めてからずっと、今までより確実に食事量は増えている。カロリーも500kcal以上は多く摂っているはずだ。もし今までの食事量で体が維持できていたなら、それ以上を摂り続けている今は過剰に摂っていることになる。なのに、変化があまりない。顕著に変わっていてもおかしくないのに。

本当に、人間の身体って不思議だと思った。


この週のデータはこちら。

日付体重(kg)カロリー(kcal)タンパク質(g)脂質(g)炭水化物(g)食物繊維(g)
12/2951.82,297120.439.1366.66.9
12/3051.42,522113.971.0358.811.1
12/3151.32,220118.650.3326.011.1
1/0151.51,05470.711.1170.83.3
1/0251.72,202125.931.0362.819.7
1/0352.52,329117.154.0347.011.4
1/0452.72,535124.363.3372.29.6
週平均51.82,165112.945.7329.210.4

先週末:51.6kg → 今週末:52.7kg(+1.1kg)

週末の体重は52.7kg。食べすぎて、だらけて、トレーニングもしない日があった。中身はともかく、数字は増えた。増量が目標なのだから、これはこれで悪くないと思うことにした。

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