「太りたいのに、たくさん食べられない」 「朝ごはんを食べると気持ち悪くなる」 「胃もたれして、そもそも量が入らない」
増量に取り組んでいると、多くの人がこの「食べられない壁」にぶつかります。私もそうでした。
私は体重48.4kgからボディメイクを始めた40代・少食タイプです。順調に52kg台まで増やせたものの、そこで約1ヶ月まったく体重が動かない停滞期に突入。原因は「朝食を食べると気持ち悪い」「量が入らない」という胃腸の不調でした。
この記事では、そのとき私が実際にやった胃腸ケアと、増量勢に定番のサプリを、体験そのままに紹介します。
⚠️ はじめに:この記事は医療の専門家ではない一個人の体験談です。吐き気や胃もたれが強い・長く続く場合は、まず内科など医療機関で相談してください。市販薬・サプリはあくまで補助であり、症状が改善しないときは自己判断で続けず受診を優先してください。
なぜ増量中に「食べられなくなる」のか
私の場合、コーチ(先生)に相談してわかった原因はシンプルでした。
胃腸が、急な食事量の増加についていけていなかったのです。
先生の見立てはこうでした。私は増量を始める前、10年くらい朝食をほとんど食べない生活を続けていました。食べてもコーヒーとバウムクーヘン4分の1くらい。昼も抜くことが多かった。
それが増量開始からの2ヶ月で一変します。朝も昼も、しっかり食べる。食べる量が一気に増えました。
「10年ほとんど休んでいた消化や吸収の仕事が、急に増えた。胃腸がその変化についていけず、過労気味になっているのかもしれません」
自分に置き換えるとよくわかりました。ある日突然、仕事量が倍になったら誰だって疲れます。胃腸だって同じなんです。慣れていなかったのは、筋肉やモチベーションだけじゃありませんでした。
つまり「食べられない」のは意志が弱いからではなく、胃腸がまだ慣れていないだけ。 これは責める話ではなく、時間とケアで解決する話でした。
私がやった胃腸ケア4つ
1. まず「異常か、停滞か」を切り分ける(必要なら受診)
先生にまず勧められたのは、内科で一度みてもらうことでした。状態を正確に知るにはそれが一番だからです。
ただ私は「医者は面倒だな」と正直思ってしまいました。先生はこう付け足してくれました。
「医者に行くのが面倒なら、まずは胃薬を飲んでみるのもいいと思いますよ」
なので、まずは市販薬から試すことにしました。ここで大事なのは、下痢や強い痛みなど明らかな異常がないかを確認すること。 それらがなく「なんとなく食べられない・もたれる」程度なら、増量にともなう一時的な胃腸疲れの可能性が高いです(不安なときは受診が確実です)。
2. 整腸・消化を助ける市販薬を使う(私はミヤフローラEX)
薬局に行くと、胃薬とひとことで言っても、下痢向け・便秘向け・整腸向けといろいろありました。
私が選んだのは、ラベルに「整腸・消化促進」と書かれたミヤフローラEX。胃腸そのものの調子を整えてくれそうだと思ったからです。
飲み始めてすぐ劇的に変わったわけではありませんが、朝起きたときのあの気持ち悪さが、なんとなく薄れた気がしました。それだけでも少しほっとします。
3. 「栄養補給+食欲」に定番のエビオス錠という選択肢
胃腸ケアと一緒に、増量勢のあいだで昔から定番になっているのがエビオス錠です。
エビオス錠はビール酵母からつくられた指定医薬部外品で、次のような目的で使われています。
- 食欲不振・消化不良・胃部膨満感の改善(まさに「食べられない」悩み向け)
- ビタミン・ミネラル・アミノ酸・食物繊維などの栄養補給
- おだやかな整腸作用
「食べられないうえに、栄養も足りていない」という増量中の停滞期には、理にかなった選択肢です。薬というより栄養補助に近い立ち位置なので、胃薬ほど身構えずに取り入れやすいのも魅力です。
私自身も、この停滞期のあと5月から実際にエビオス錠を飲み始め、今も続けています。正直に言うと、飲んですぐ体調が劇的に変わった、という実感はありません。でも、「食べられない日でも、ビタミンやミネラルはちゃんと摂れている」と思えるだけで、気持ちがずいぶん楽になりました。増量中はどうしても「足りていないんじゃないか」という焦りがつきまといます。その不安を減らしてくれる”お守り”のような存在として、私は続けています。
4. 自分でできる「腸活」──冷やさない・動かす
薬に任せきりも違う気がして、自分でできる腸活も調べて取り入れました。効いたと感じたのは2つです。
お腹を冷やさない 冷たいものを口にすると腸が冷えて働きが弱くなるそうです。飲み物も含めて、できるだけ冷たいものを避けるようにしました。「飲み物=冷たいもの」という思い込みがありましたが、お茶や水は常温でも十分おいしく飲めると気づきました。
お腹まわりを動かす 腸の働きを良くするため、寝る前に逆ブリッジや腹筋まわりの運動を少しだけ取り入れました。やってみると地味にきつくて、少しのつもりがじんわり汗をかきます。筋トレとは別の「胃腸のための運動」です。
停滞期は「順調な証拠」でもある
体重が1ヶ月動かないのは、正直つらいものです。でも先生の言葉に救われました。
「停滞期は、必ずあります。人の体は、何かを変えようとすると、元に戻ろうとする力が働くんです」
順調に進んでいるからこそ、体が抵抗して停滞期が来る。だから焦らなくていい。胃腸の吸収が戻って、トレーニングを続けていれば、また増えていく——そう言ってもらえて、肩の力が抜けました。
足踏みしているのと、足踏みの理由を知っているのとでは、気持ちがまるで違います。 理由がわかれば、やることも決まります。私の場合は「トレーニングは続ける・胃腸を整える」でした。
体重が動かない時期の”気持ちの持ち方”については、【増量で見た目が変わらないと落ち込んだ時の考え方】にもまとめています。

まとめ:増量で食べられなくなったら
- 食べられないのは意志の問題ではない──胃腸が急な食事増にまだ慣れていないだけ
- 強い不調・長引く不調は、まず受診──市販薬・サプリは補助
- 整腸・消化の市販薬を使う(私はミヤフローラEX)
- 栄養補給+食欲にはエビオス錠という定番の選択肢
- 腸活で底上げ──お腹を冷やさない・寝る前に少し動かす
- 停滞期は順調な証拠──焦らず、トレーニングだけは続ける
増量は、食べる力そのものを育てるところから。胃腸が慣れれば、また前に進めます。同じように「食べられない」で止まっている方の、参考になればうれしいです。
胃腸が落ち着いてきたら、食事の中身も見直したいところです。私の実際の食事は【増量中の1日の食事メニュー全公開】で紹介しています。

このブログでは、48.4kgから始めた増量チャレンジを、停滞期も胃腸の不調も含めて、毎週の数字つきで正直に連載しています。今まさに「52kgの壁」と格闘中です。
▶ 停滞期のリアルはこちら:第14話 52kgの壁 ▶ 最初から読むなら:第1話 始まり──同僚の一言が、すべての始まりだった

